バレーボールやバスケットボール、ダンス、お遊戯会など、体育館での子どもたちのイベントは意外と多いものです。
本記事では、室内スポーツやイベント撮影におけるカメラ設定や撮影方法について詳しく解説します。
お子様の活き活きとした思い出を写真に残したい方におすすめの内容です。
室内でのスポーツ撮影の難しさ
体育館でのスポーツ撮影は、野外と比べて難易度が高いと言われています。
その理由を大きく3つに分けて説明します。
照明が暗い
室内の照明は野外の太陽光に比べて弱いため、光を十分に確保するのが難しく、無対策だと暗い写真になりがちです。
動きが激しい
バスケットボールやバレーボールでは、選手が激しく動き回るため、動きのブレが生じやすく、被写体が遮られることも多々あります。
混雑した観客
子どもたちの保護者が集まるため、体育館内が混雑し、ベストな撮影ポジションを確保するのが困難です。
室内スポーツを撮影するの3つポイント
体育館・室内の撮影の難しさは3つの原因があるとお伝えしました。
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- 照明の暗さ
- 動きの激しさ
- 撮影場所の確保
- これらを考慮し、室内撮影をするために3つのポイントをお伝えします。
⒈ オートフォーカス設定
AFを「シングル」より「サーボ」に設定しましょう。
サーボ設定にすると、動きのある被写体に的確にピントが合いやすくなります。
練習として犬や猫で試してみるのも良いでしょう。
2. シャッタースピード
シャッタースピードをできるだけ速く設定します。
速いシャッタースピードは被写体の動きを止めるのに有効ですが、光の量が減るので、適度な調整が必要です。
3. F値とISO設定
明るさを確保するために、「F値(絞り)」を低くし、「ISO」を高めに設定します。
ただし、F値が低すぎるとピントが合いづらく、ISOが高すぎるとノイズが増えるのでバランスが大事です。
室内撮影に適したカメラ選び
室内スポーツを撮影するには、カメラ選びも重要なポイントです。
今ではスマホのカメラ性能も上がっていますが、体育館での撮影ではそう簡単にはいきません。
ここからは体育館のような室内スポーツを撮影するためのカメラ選びについて解説していきます。
1. 一眼レフカメラ
レンズ交換が可能な一眼レフカメラが最適です。
特に「キットレンズ」が付属した入門用セットが初心者にはおすすめです。
2. スマホカメラ
高性能なスマホカメラなら、暗所や手ブレ対策が施されているため、条件が良ければ「映える」写真が撮れます。
一眼レフに比べると限界があります。
3. コンパクトデジタルカメラ
コンデジを使用する場合は、使用目的に応じて事前にそのカメラのスペックを確認しておく必要があります。
やはり価格の安いカメラになると設定可能なISOや値の範囲が限られており満足な設定ができません。
目的に合わせISO設定や撮影モードなどの機能にこだわりましょう。
室内スポーツを一眼レフで撮影する際のおすすめレンズ
1. 望遠ズームレンズ
体育館などの広い空間では、遠くから被写体を狙えるズームレンズが必要です。
2.F値の低いレンズ
最小F値が低いレンズを選ぶと、明るさを確保しつつボケ味のある写真が撮れます。
3. おすすめレンズ
では実際におすすめのレンズを紹介します。
まずは
キヤノンの「EF70-200mm F4L IS II USM」
こちらは「白レンズ」として知られる「EF70-200mm F4L IS II USM」に代表されるものです。
望遠ズームレンズ・F値の低いレンズ両方を満たしています。
そしてコストを抑えたいなら「EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」も良い選択です。
撮影に必要な機材
1. 一脚
安定感を考えると三脚を使用したいところですが、体育館の混雑した環境では、一脚が便利です。
スペースを取らず、すぐに動かせるため、他の観客の邪魔になりません。
2. レンズ保護フィルターとフード
レンズの破損や傷を防ぐために、保護フィルターやレンズフードを装着しておくと安心です。
ボールが飛んできて破損してしまうこともあるかもしれません。
高価なものなので後悔しないためにも備えが必要です。
3. 予備バッテリー
長時間の撮影ではバッテリー消費が激しいため、予備バッテリーを用意しておきましょう。
大事な瞬間を逃さないためにも必ず1つは用意しておきましょう。
プロカメラマンに依頼するメリット
自分で撮影するのも良いですが、プロのカメラマンに依頼すると、高品質な写真が得られ、機材を購入する必要もないというメリットがあります。
プロの技術と機材で、ベストな撮影をお願いするのも一つの方法です。
プロカメラマンに依頼する際の費用
プロのカメラマンに体育館でのスポーツ撮影を依頼する場合、料金はおおよそ2時間で2~5万円程度です。
マッチングサイトを利用すれば、比較的安価で質の高い撮影を依頼することが可能です。
特に「ミツモア」など、多くのカメラマンが登録しているサイトを利用すると、子どものイベント撮影に慣れたカメラマンを見つけやすく、コストパフォーマンスが非常に高いです。
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室内スポーツの撮影はプロに依頼するのがおすすめです。
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